本日もご来店頂きまして誠にありがとうございました!
オープン以来、何度か遭遇しましたニーズ、「ブレンドコーヒー」を薄めたいについてです。
また、同じようなニーズからアメリカンコーヒーをご注文頂き、認識されていたアメリカンと本当のアメリカンが別物であったと知って頂く機会がございました。
これらのことから現在、メニュー表の見開きによくあるご質問やご注文の際にわかりにくい部分を説明する補足書きを加えました。
さて、アメリカンコーヒーを頼まれる際やブレンドコーヒーを薄めたいというご希望の場合、アメリカンコーヒーの味を正しく認識しているかという点と「薄めたい」のニーズに隠れたお求めの味がどのようなものかを確認しなければならないという事がでてきます。
というのも、コーヒーをお飲みになる方は多くともそのコーヒーの特徴を一つ一つ認識されている層はそれほど多くなく、特に「アメリカンコーヒー」については、一般的なレギュラーやブレンドコーヒーを薄めているものと認識されているケースが非常に多いからです。
アメリカンコーヒーとは
アメリカンコーヒーは、浅煎りのコーヒーをドリップ式で作るコーヒーです。当店では焙煎度が低いシナモンロースト(浅煎り)を使用してドリップしています。
浅煎りだからこそ、苦みはあまり強くなく、酸味が強め(焙煎による苦みと酸味は反比例の関係)。
ドリップ式だから、香りがしっかりしていて酸味のあるコーヒーを好む方は、このアメリカン一択でしょう。
ちなみに後述しますが、「アメリカンコーヒー」という呼び名は日本特有のものなのです。
コーヒーを薄める飲み方は実はアメリカンではない
次に、コーヒーを水(お湯)で薄める飲み方は、アメリカンではなく、アメリカーノといいます。
ちなみにこの薄めるコーヒーはエスプレッソ(【イタリア語で「急行」という意味の言葉が語源】高圧力で短時間に一気に抽出する抽出法で、イタリア人が迅速にコーヒーを楽しみたいからと開発した抽出法です。コーヒー豆の雑味成分が溶け出さず旨みが凝縮した仕上がり(25~30cc)といえます。エスプレッソは実は抽出法のこと)です。
エスプレッソは非常に濃厚で苦み・香り・風味ともに強く、通常たっぷりの砂糖を加えて味わうものなのですが、がぶがぶと飲みたいという事があります。
30ccの量では一口、二口で飲み終えてしまう問題もあります。当然、これをレギュラーコーヒーとして飲みたい場合に様々な飲み方が存在するわけですが、その中に「アメリカーノ」が存在するわけです。
「アメリカーノ」は、エスプレッソを抽出し、その後お湯を加えて薄めます。
エスプレッソは通常深煎りの豆を使いますし、苦み・風味・油分がしっかりしております。
これが全体的に薄まりますから、苦みや旨味を楽しみつつそのままで飲みやすいものをお求めの場合はこの、「アメリカーノ」をお求め頂くとよいと言えます。
アメリカーノと似たロングブラック
「アメリカーノ」について解説しましたが、実は同じ配合ですがお湯にエスプレッソを加えてのむ「ロングブラック」というものがございます。
エスプレッソをお湯で薄めるという目的は同じなのですが、その薄め方が逆さになるのです。
では、なぜ順序を変えているだけで名前が違うのかというと…
発祥場所が異なるからです…が、実は味がかなり変わるのです。
エスプレッソ(抽出)には、コーヒーがもつ油分もしっかりと抽出します。
水と油を想像しますと、イメージが付きやすいのですが、水に油をたらしますと、油は水面にたまります。
つまり「ロングブラック」は、エスプレッソが表面に残りやすい為、香り・風味が「アメリカーノ」より強く残ってくれるのです。
コーヒーは、味がつよい飲み物です為、飲み慣れないと繊細味の違いに気づきにくいのですが、飲み慣れた方にはこの「アメリカーノ」と「ロングブラック」の違いは明確に感じられるものとなるでしょう。
飲み比べていただくのもよいかと思います。
アメリカーノとロングブラックは裏メニューです
その為、メニュー表には載せておりません。
ブレンドコーヒーと同じように飲みたい場合は、エプロンスタッフにお申し付けください。ブレンドコーヒーと同様の扱いとさせて頂きます。分量もブレンドコーヒーと同じ量でお出しいたします。
「アメリカンコーヒー」のようにより精密で味わい深い一杯をお求めの場合は、コーヒーソムリエが至高の一杯としてアメリカンコーヒー椀にお作りし、甘味を添えさせて頂きます。(アメリカンコーヒーと同等の扱いです)
小ネタの補足
先ほど、「アメリカンコーヒー」という呼び名は日本特有のものと触れましたが、この小ネタの補足を紹介して締めとさせて頂きます。
「アメリカンコーヒー」の由来は複数あるのですが、その中の一つ、少しクスとできる説をご紹介いたします。
昔々のとある日本人、映画で見るアメリカ人俳優ががぶがぶコーヒーを飲む様に対してどうしてあんなにかっこよく飲めるのかと思案した結果、アメリカで飲むコーヒーの濃度が薄くて飲みやすいのではないかと勝手に想像を膨らませて生まれたという説です。
日本人が得意な改変です!しかもこの改変は大衆に非常に受け入れられた成功例ですね!
落ちとしては、アメリカ人俳優ががぶがぶ飲めていた理由は味の濃淡ではなくコーヒーの温度が日本のものより低いことだったらしいです。(笑)
アメリカン・コーヒー | アメリカン・コーヒーとは、浅く焙煎したコーヒー豆で入れたコーヒー。アメリカンとも呼ばれるがアメリカーノとは異なるコーヒー。和製英語で「アメリカン」は「濃度が薄い」という意味に拡大してきた。 |
---|
サポート頂けたら嬉しいです!
100円|500円|1,000円|金額を入力
上記リンク先「送信」からサポート頂けます。サポートはPayPal.meを利用していますので方法がわからない場合はPayPalのヘルプをご参照ください。
Twitter |Facebook